みなさま、こんにちは。
Chan.なべ。と申します。
本日はみなさまが大変気になる、「砂糖」について考えたいと思います☝️
TEDの「ニコール・アヴェナ」さんの内容を題材に私も考えることもプラスしていきたいと思います。
みなさま、いつもお腹が空くと何を食べたいですか?ラーメン?カレー?それともパンやパスタ?
あまーいおやつやお菓子、ケーキやスイーツ?
その感覚は一体何故起こるのか、どういった影響を体に及ぼすのか、一緒に考えていきましょう!!
砂糖とは
砂糖とは炭水化物と呼ばれる有機化合物の総称です。
ブドウ糖、果糖、 蔗糖(しょとう)、麦芽糖、乳糖、右旋糖(うせんとう)、でんぷん。
これらは全て砂糖の種類です。高果糖コーンシロップ、フルーツジュース、粗糖、そしてハチミツも砂糖の一種です。
砂糖はキャンディーやデザートだけに含まれるのではなくトマトソースやヨーグルト、ドライフルーツ などの味が付いた飲料水、またはグラノーラバーにも含まれます。みなさまが大好きな焼肉のタレにも入っています。つまり、この砂糖からは逃げられません😅
砂糖が脳に与える影響とは
現状、人類が砂糖から逃げるには至難の技です。
どこにでもあるので砂糖が脳に与える影響を私たちはしっかり理解することが大変重要になります。
砂糖が舌に触れるとき何がおきるのでしょうか?少量の砂糖を食べることでより甘いモノを食べたくなるのでしょうか?
コーンフレークを一噛みすると中に含まれている砂糖が舌にある味蕾(みらい)の一部である甘味受容器を活性化させます。
これらの甘味受容器は脳幹へ信号を送り、そこから前頭葉の多くの箇所に分散します。そのうちの1つが大脳皮質です。
哺乳類の大脳半球の全体の表面を覆っている外側の灰白質の細胞層、大脳の重量約40%を占めるといわれいます。特に感情、感覚、記憶、思考などの精神機能を司る部位とされ、人類にとって非常に重要な役割を担っている箇所になります。
大脳皮質内の様々な部位が、それぞれ異なる味覚を処理します。苦味や塩気、旨味、そして甘味です。ここから信号が脳の報酬系を活性化させます。この報酬系は脳の様々な部位にわたる、一連の電気的、化学的な経路のことです。
これは複雑な回路網ですが、しかしこれはおばあちゃんが作ってくれたチョコレートケーキを食べたときのあの温かくて、ふわっとした感覚を感じるために、「もう一回チョコレートケーキを食べるべきか」というような単純で潜在的な質問を訴えかけ、貴方の頭に悪魔が降り立ったように、こう答えます。
「食べるべきだ!」と。
それは食べ物以外でも活性化されます。
人との付き合い、性的な行為、そしてドラッグなどは報酬系を活性させるものや行為の一例になります。
しかしこの報酬系を活性化させすぎると、不幸な出来事のきっかけとなってしまいます。
具体的には
- 自制心を失う
- 欲望が抑えられなる
- 砂糖への耐性が高まる
- 砂糖への依存がより高まる
といった具合です。
より詳細な生物学的な中毒の仕組み
コーンフレークを一噛みしたときの例に戻りましょう。
コーンフレークは胃まで下り、最終的には腸に達します。そして何が起きるでしょうか?
実はここにも甘味受容体があるのです。これらは味蕾(みらい)ではありませんが、それらは余分に摂取した糖分を処理するための「インスリン」をもっと生成する必要があるという、信号を脳に伝えます。
インスリンの分泌と共にドーパミンという脳内快楽物質が放出されます。これは重要な化学物質であり、神経伝達物質です。
前頭葉には多くのドーパミンの受容体が存在しますが、それらは全て均等に分散されるわけではありません。多くの部位は受容体がぎっしりつまっており、これらはドーパミンのホットスポットになっています。
アルコール、ニコチン、ヘロインのようなドラッグはドーパミンを過剰に活動させ常に「ハイ」の状態を求めるように仕向けます。つまり中毒にさせます。
砂糖も血糖値の上昇にあわせインスリンを分泌し、同時にドーパミンも分泌させますが、これらドラッグほど激しい分泌の仕方ではないのです。
なので、甘いお菓子から抜け出せないのはこういったゆるーい、そして中毒性があるからなのだと考えます。
砂糖はドーパミンを分泌を促す、食べ物の中では珍しいものです。例えばブロッコリーには何も作用がありません。
だから子供たちに野菜を 食べさせるのは難しいのかもしれません😅
あなたの脳は常に新しいものを欲しがる
健康食品に関して言えば例えばおなかが減っており、バランスの取れた食事を取ろうと決めたときに報酬系のホットスポット内でのドーパミンの分泌量が急向上します。
しかしもし毎日全く同じ食事を摂った場合、ドーパミンの分泌量は徐々に減少し最終的には増えなくなります。
だから食べ物に関していうと脳は新しい或いは異なる味に対して特別な注意を払うように発達していると言えるのです。それはなぜでしょうか?
二つの理由が考えられます。
一つ目
「食べ物が腐っていないかを感知する」ためです。
二つ目
「多くの種類の食事を摂る事は、私達が必要な栄養素を摂りやすくなる」からです。
種類を豊富に保つためには 新しい食べ物を認識することができる必要があり、更に大切なことに新しい食べ物を摂取し続けたいと思うことが必要です。
それゆえに食べ物が毎回同じになって飽きると、ドーパミンの分泌量は低下していきます。
砂糖(糖分)はドラッグと同じだと思え
ではバランスの摂れた食事の例に戻りましょう。
健康的でバランスのとれた食事を摂らず、糖分の豊富な食べ物を食べたら一体どうなるのでしょう?
もし砂糖をあまり摂取しない、或いは一回に多く摂取しない人の場合はバランスのとれた食事を食べるときと同様の効果があります。
しかし砂糖を過剰に食べる人の場合は、ドーパミンの分泌量は低下しません。😰
つまり多くの砂糖を摂取することは報酬を感じ続けることになります。
この場合、砂糖はドラッグと同じように作用します 😭
これが人々が砂糖が含まれた食べ物に 夢中になる1つの理由になるのです。
最後に
それでは他の砂糖の種類について考えましょう。
どの砂糖も消費されるときはいつも脳内において報酬感覚を次々と引き起こす、ドミノ効果を生じさせるきっかけとなります。
摂りすぎ或いは摂取頻度が高いと、過剰な快楽活動につながりそうして砂糖の過剰消費は脳に中毒性をもたらすことになります。
ただ、ご安心ください。時々ケーキを食べるくらいなら問題はない、と言ってくれています😋
まとめ
- 砂糖(糖分)は覚醒剤やドラッグと同等に脳内快楽物質ドーパミンを分泌する
- ドラッグほど強烈ではないがどんどんと蝕んでいく
- 砂糖(糖分)の過剰摂取はよりドーパミンを多くし、中毒性も増す
ただ、糖分を極端に摂らなくなる、節制しすぎるのもよくありません☝️
週一の自分のご褒美、という感じでこの週のこの日だけはスイーツを取ろう!としっかり決めていくのが良い、そんな感覚で徐々に改善していけば良いのです!
いかがでしたでしょうか。
ダイエットやうつ病、生活習慣病などさまざまな問題を引き起こすきっかけと言われている「砂糖」についてもっと向き合っていただくきっかけになればと思います。
参考になれば、幸いです。
本日もありがとうございました。
砂糖がどのように脳に影響するか - ニコール・アヴェナ
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