【お金の羞恥心】変なプライドはブランド物と一緒に捨てるべし!!高年収の人が陥る最悪な最後。

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みなさま、こんにちは。

Chan.なべ。です。

「私、日本の平均年収よりももらっているはずなのに全然お金が貯まっていない。。。」ってことありませんでしょうか?

TEDのタミー・ラリー氏の「お金の問題に素直に向き合おう」を題材に、私の意見やアドバイスを紹介していこうと思います。

本当に他人事ではない、深くて、明日は我が身なお話ですので、しっかりと見てほしいです。

タミー・ラリー氏の兄の自殺

2006年40歳の誕生日を迎えた兄のキースから電話がきました。 

「タム(タミー・ラリー氏のこと)、すごく困ってるんだ。。。本当はこんなこと頼みたくないんだけど7,500ドル貸してくれないか?」

お兄さんが現金をタミー氏に無心するのは初めてではありませんでしたが、この時はすごく疲れ果て恥じ入った彼の声を初めて聞いたのだと。せっかくの40歳の誕生日だというのに。。

タミー氏は誰でも尋ねるような基本的な質問をいくつかしてお金を貸す約束をしましたが1つだけ条件を付けました

お金の専門家として「兄と妻に会い実際の状況を教えてほしい」と言ったのです。

数週間後、地元のスターバックスで落ち合い、すぐさま心を鬼にして 家計の話をはじめました。

「今の家は売って収入に見合った家にすべきよ!道楽で買ったものも売って!!スターバックス? コーヒーに毎日5ドルも使うのはやめて!」

「近所に見栄を張るためだけのものは全部捨てること!」

すぐに兄と妻の間でひどい責任のなすり合いになり手に負えなくなりました。

「ねえ 2人ともしっかりしてよ!!子どももいるんだから大人になってがんばって!!」とタミー氏。

 2人と別れてから 母に電話すると、先に兄が電話していて私(タミー氏)は助けてくれなかったと言っていたそうです。それどころか兄は傷ついていて袋叩きにされた気持ちになっていました。

タミー氏が厳しい口調で家計の話をして辱しめていたのです。

そして、その2ヶ月後、

「タム? 悲しいお知らせよ。。。キースが昨日の晩、自殺した。」 

世の中は「お金の羞恥心」に取り憑かれている

これはタミー氏の兄だけの問題ではありません。

40歳から64歳の自殺死亡率は1999年以降4割近く増加しています。(2018年TED時点)

失業、破産、差し押さえが関連するケースは白人中年男性の場合、その4割近くに上るとのこと。

そして自殺で亡くなる人の10人に7人は白人中年男性です。

タミー氏の見解では、自分の身を滅ぼすようなお金の使い方をする人は「合理的、論理的な思考から生じるものではない」ということなのだそうです。

つまりお金の使い方は「意識せずに染み付いた信念体系の産物で子ども時代に端を発している」とのこと。

小難しい言葉が並びますが、私が思うに、

「子供時代の親や周囲の環境により、お金の価値観は影響を受ける」と考えます。

勝手な教え込みや解釈で、「お金持ち=ブランド品を持っている」、「先輩が後輩を必ず食事を奢ること」など。

あまりに深く染み付いているため、その信念は大人になってからもずっとお金の使い方を左右することになり、

  • お金に無頓着
  • お金に分別がない
  • 無知だ
  • ただお金の扱いが苦手だ

と思い込んでいる人も多いのです。

これをタリー氏に言わせると「お金の羞恥心」と呼ぶことにしているのです。

「お金の羞恥心」とは?

「お金にまつわる羞恥心」とは 

「自分に欠点があるせいで、愛情や所属感を得るには値しない、と信じ込んで強烈な苦痛を感じたり経験したりすることであり、その原因が預金残高や借金、家、車、 職位にある状態」

とのことです。

うーーん。。。分かりづらい。。

例えば

  • 周囲の影響で自分に見合わない、高い家や車を買って、所属感(居場所)を得ようとする
  • なんとか相手を誘って食事を奢り、相手の愛情を得ようとする

こういうことは人間にとっては良くあることなのです。

「お金の羞恥心」から抜け出す方法とは

この羞恥心から抜け出すためにタミー氏はこう言います。

「みんながそういう話を 始めなくてはなりません。お金の話はもはやタブーではありません。自分がお金の問題で困っていることを率直に認め合い、現実を直視すべきです。

自分とお金にまつわる出来事や経緯について、嫌な部分までさらけ出すには無関心ではいけないのです。

「自由になるには過去から解放されなければなりません。過去から解放されるには降伏と信頼と許しが必要です。

借金とは、自分自身が許そうとしない態度が具体的な形をとったものです。借金があるなら自分の過去を完全には許していないということです。だから自由に生きるために自分も他人も許すという作業が 必要になります。

自分が何に価値を見出すかをお金は「ストレートに示す」、と言います。

何にお金を使っているか?自分にとってどれも価値があるものか?お金を使っている時の気持ちに関心を持つべき。寂しさ? 退屈? 単なる興奮?

人は単に感情や快楽でお金を使うことがあります。

同じクルマという移動手段に対して、高級車を買う人と、中古の軽自動車を買うこと。

同じ年収で2パターンあるということは片一方は自分の所有欲のため、もう片方はクルマという機能性価値だけを判断している、ということです。

簡単に以下にまとめると、

  • お金の話は自分一人で抱える問題ではない、信頼のおける人間に相談すること
  • 自分の支出についてきちんと向き合って、洗い出す。
  • 良い格好をしない。自分や他人の現状を許し(比較しない)、自分の価値のあることにお金を使う
  • 一時的な感情だけでお金を使わない。

「お金の羞恥心」そのきっかけを探る

タミー氏が付け加えることとして、下記をあげています。

  • お金を始めて持った時の感情を思い出す
  • お金についてどういう教育を学んだか

タミー氏の家庭環境はこうだったと回想しています。

「『もっとお金があれば幸せになれる』 それも毎日。私たちは【自分の価値=純資産】というお金に対する考え方を身に付けていったのです。母がいつも物足りなさを感じながら生きるのを見ていたからです。母は甘いものと買い物で苦痛を紛らわせていました。」

結果として、

「タミー氏の兄は母の人生をなぞりました。兄は低所得者で経済面の救いを求め酒で苦痛を紛らわせていました。私はその正反対でした。高給取りで救う側になり、自己啓発本で苦痛を紛らわせたのです。でも私たちに共通していたのは『お金に対する考え方』でした。2人とも預金残高と自分の価値がイコールだと信じていたのです。」

つまり、タミー氏の行き着く考え方としては「少なくともお金=資産=自分の価値ではない」ということです。

そして羞恥心を取り除くためには大切な誰かという存在がいて、その存在がその経済面の苦痛を和らげてあげるということです。

タミー氏は兄のお金の相談に対して、強く辱しめ、袋叩きにあったような気持ちにさせましたが、まずは相手の立場を考えて、しっかり耳を傾けること、自分の意見を押し付けるのではなく、あくまでも相手に考えさせ、正しい道へと少しずつ進めていくことが重要だと、私は思います。

特にお金の話はそういうことなんです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ちょっと内容としては難しいと思いますが、ここで押さえておいてほしいのは、

  • お金≠自分の価値
  • お金に困っている人がいれば、あなたが相談役となり、相手の話を聞いて、相手に考えさせながら正しい道に導く
  • 逆に自分が困っているときはお金を借りるのではなく、借金をなくせるアドバイスをもらえる信頼できるお金持ちに相談する、そして自分で考え、行動する

あなたも、あなたの周りの友人や親族で「お金の羞恥心」に取り憑かれている方がいれば、この話をお聞かせください。

年収が多い人ほど、お金の扱いが荒くなり、お金=自分の価値と勘違いしてしまうからです。

いかがでしたでしょうか。

参考になれば、幸いです。

本日もありがとうございました。

↓タミー・ラリー「お金の問題に素直に向き合おう」

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